ヘテロクリニックの日記

病院勤務医時代に、今の医療体制では患者さんも医療者も幸せになれないのではと感じ、誰もが笑って幸せに生きる医療を届けるべく自由診療を開始しました。癌治療、緩和ケア、訪問診療などの経験を活かし、病気による人間関係、現在の医療問題、就労問題などを楽しく書こうと思います。

医師と患者さんの関係をもっとよくしたい

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病院というところにどんなイメージを抱くでしょうか?

 

病院が怖いと思う方は少なからずいます。

注射や検査が怖いという人もいます。

診察中に医師から自分の普段の行いを責められるように

感じた人もいるかもしれません。

健康になるために、普段の生活を改めなければならないこともあるでしょう。

病院は病気を検索したり、病気の治療をするのが目的の場所ですから

怖いと感じることも仕方がないかもしれませんね。

 

ところで医師に本当は相談したいけれど

相談しにくいと感じたことはありませんか?

それはどうしてでしょうか?

 

こんなことを言ったら叱られるのではないか?

相談したら先生からなんとなく嫌そうな顔をされた。

先生がパソコンを見ていてこちらを向いてくれないから

なんとなく悪いなと思って。

 

病院で医師は多くの患者さんを診察し、

まさにこなさなければならないという状況に陥っています。

昔のようにじっくり向きあうよりも、

多くの人をどんどん診ることに重きを置かれています。

ですから一人一人の相談ごとにまで手が回らないのが実情でしょう。

決して患者さんをないがしろにしているつもりはないけれど

そこまでの余裕がないのです。

ですから話す内容も完結に必要なことを伝えるだけで

何も言ってくれないと感じてしまう人もいるかもしれません。

確かに患者さんの中には話がまとまらず、

とめどなくしゃべり続ける方もいるかもしれません。

しかし、本来相談したいことができないというのも問題です。

  

昔と比較し治る病気も増えていきました。

病院だけではありませんが、効率よく仕事ができるように

環境整備が整えられていきました。

薬で簡単に症状を抑えることもできるようになりましたし、

薬だけ貰えれば良いという患者さんも増えたように感じます。

ですから病院にはいつも人が溢れかえっています。

そうなると、医師も患者さんも今ある症状ばかりに目がいき

その原因にまで対応しようとしなくなってきているような気がします。

 

病気になる根本原因は

ライフスタイルであったり、

ストレスであったり、

食習慣であったりもします。

もちろんウイルス感染や他の原因もたくさんあります。

ただ免疫力が落ちてしまうような原因が

自分の普段の生活にあることが多いのも事実です。

 

もし、本当に体のことをよくしたい、問題を解決したい時は

薬だけでなくきちんと向き合って話すコミュニケーションが本来必要なはずです。

 

もし医師に伝えにくいと感じるのであれば何がそうさせているのか

もし医師をわかりあえないと感じるのであればなぜそう感じたか

一度、第三者に相談してみることも考えてみてはどうでしょうか?

 

ヘテロクリニックでは、医療相談、感情カウンセリングを提供しています。

医師から伝えられたことがイマイチわからなかたが、聞けなかった。

どのように質問をしたらよいかわからない。

そういった相談も可能です。

 

本来伝いたいことを伝え、お互いが良好なコミュニケーションがとれるようになり

健康な人が増えることが私の願いです。