ヘテロクリニックの日記

病院勤務医時代に、今の医療体制では患者さんも医療者も幸せになれないのではと感じ、誰もが笑って幸せに生きる医療を届けるべく自由診療を開始しました。癌治療、緩和ケア、訪問診療などの経験を活かし、病気による人間関係、現在の医療問題、就労問題などを楽しく書こうと思います。

イライラはタチの悪い伝染病!?

イライラしている時、

何もかもうまくいかないと感じることはないでしょうか?

 

いつも通りにやりたいのに、調子が狂う。

一緒にいる人の言動にイライラしてしまう。

そのうちに相手と言い合いになって、周りのみんなから冷たい視線を感じる。

 

そういった経験はないでしょうか?

 

また、イライラしている人と一緒にいると本人としゃべらなくても

何となくイライラが伝わってきませんか?

 

「あ、今日はあいつ機嫌が悪いな。」と察知して、近づかないようにする。

余計なことを言わないようになるべく黙っている。

ちょっとでも刺激になるようなことを言って、とんでもない事になってしまった。

そんなことを経験したことはないでしょうか?

 

そうです。イライラのエネルギーは強烈な威力で周囲に蔓延し、

他人もイライラさせたり、他人を遠ざけたり、

良好なコミュニケーションをとりにくくさせているのです。

 

話さないから伝わらないわけではありません。

話さなくても、自分では何でもないように装っても、

簡単に周囲に伝わります。

これほど強い伝染力はなかなかありません。

感情は伝染するのです。

 

こんなに伝わって広まってしまうのであれば 

このイライラに気がついた時点で自分でなんとかしたいものです。

 

相手が自分のイライラに同調する人であれば、相手と喧嘩になります。

強いエネルギー同士のぶつかり合いです。

相手が自分のイライラに反応して逃げてしまうのであれば、

本当に伝えたいことをうまく伝えられなくなるかもしれません。

 

ですから、自分はよくイライラすると感じる人は

一度自分自身の感情をみつめ、扱えるようになる訓練が有効になります。

 

大学病院勤務時代、私はイライラしてましたが、何でもないふりをしていました。

本当はむかついているのに、大丈夫、大丈夫と振る舞いながら

無意識に相手にプレッシャーをかけたり、

なんでこんなこともできないの?と心ない言葉をつい無意識に

かけたりしたこともありました。

でも当時はそんなことにも気がつかず、

なぜだか周囲が自分から距離を置いているように感じていました。

 

そうなると、自分の気持ちを抑えてこんなに我慢しているのに

なんでみんなわかってくれないの?と

余計にイライラが溜まっていったのでした。

悪循環ですね。

 

ですから、もしイライラしたら、

一度自分のそのイライラと向き合うほうが

物事がうまくいきます。

 

でも多くの人はそのイライラの扱い方がわかりません。

感情カウンセリングでは自分で感情を扱い

自分の中のわだかまりをなくしていけるトレーニングもできます。

 

もうイライラしても失敗せず、人間関係もうまくいく

そんな生き方にしませんか?